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ルーマニア大統領選やり直し 概要
2024/12/06にルーマニアの憲法裁判所が第一回投票のやり直しを決定した。
第一回投票の首位はジョルジェスク氏だ。
ジョルジェスク氏、ラスコニ党首、チョラク首相といった面々が候補者である。
Georgescu氏とロシア?
TikTokの有料広告を用いた選挙活動・ロシアの介入の示唆などがやり直しの理由である可能性が高い。
Georgescu氏は、TikTokを用い選挙活動を行ったようだ。
今、日本でTikTokといえば
アメリカでの禁止が有名だ。
2024年4月に法律で条件付きのアプリ禁止令が出された。
2025年、1月19日までにアメリカでの事業を売却しないとアメリカ国内でTikTokアプリの配信などが不可能になる。
それらの大本の理由は「バイトダンスと中国政府に関係があること」だ。
そのように政治的意図が強く影響しうることを今現在糾弾されている動画投稿アプリである。
ルーマニアとTikTok
Georgescu氏は「泡沫候補と目された」との枕詞付きであった。
そのような状況から首位にまでのし上がった一因がTikTokである。
ルーマニアにおいてTikTokとはどれだけ身近な存在なのだろうか。
約1936万人が住んでいる。視聴者は約70万だ。
約3.61%の人がTikTokを見ている。
多いのか少ないのか。
日本においては約2700万人がユーザーだ。
総人口が約1億2300万人だから、約22.0%がTikTokを見ている。
・・・相当少なくないか。
TikTokを見ているルーマニア人は選挙に積極的に関わる傾向が強いのかもしれない。
終わりに
日本だと若者の選挙離れが問題として挙げられている。
場所や世代によって選挙への力の入れ方は違う。
ルーマニアが選挙にどのような関わり方をしているのかはわからない。
けれど、TikTokが一番人気の動画配信アプリでは無い可能性は高いだろう。